
・Braveの良い評判は聞くけど、本当のデメリットも知りたい
・乗り換えてから「こんなはずじゃなかった」と後悔したくない
・サイトの表示が崩れたり、使い勝手が悪くならないか不安…
その気持ち、とてもよく分かります。新しいブラウザに乗り換えるのは、期待と同じくらい不安も大きいですよね。
でも、ご安心ください。Braveが持つデメリットは、あらかじめ内容と対処法を知っておけば、決して難しい問題ではありません。
この記事では、ただデメリットを並べるのではなく、具体的な解決策までセットで解説します。
「サイト表示が崩れた際の対処法」から「仮想通貨BATの注意点」、さらには「デバイスごとの機能差」まで、一つひとつ丁寧にご紹介。
最後までお読みいただければ、Braveの良い点も注意点もすべて理解できるはずです。
そして、「自分は乗り換えるべきか」を自信を持って判断し、スッキリした気持ちで決断できるようになりますよ。
Braveブラウザとは?まずはメリットと特徴を理解しよう


Braveブラウザは、次世代型のWebブラウザとして注目を集めています。
プライバシー保護と高速表示に重点を置いて開発された点が、多くのユーザーから支持を集める理由でしょう。



利用は無料で、一般的なブラウザと同じように誰でも簡単にインストールして使い始められます。
ここでは、Braveブラウザが持つ主なメリットと特徴を詳しく見ていきましょう。
強力な広告ブロック機能で快適なブラウジング
Braveブラウザが持つ最大の特徴は、なんといっても標準搭載の強力な広告ブロック機能でしょう。





ウェブサイト閲覧中に表示される多くの広告や、YouTubeの動画広告などを自動的にブロックしてくれます。
そのためユーザーは広告に邪魔されることなくコンテンツに集中でき、快適なブラウジング体験が実現するのです。
広告ブロックはそれだけにとどまりません。



ユーザーの行動を追跡する「トラッカー」までブロックする機能も備わっています。
これによりプライバシーがしっかりと保護され、安心してインターネットを利用できる環境が整います。
ページの表示が高速でデータ通信量も節約
Braveブラウザは、ページの表示速度が非常に速いことでも有名です。
なぜなら、広告やトラッカーといった不要なコンテンツをブロックし、読み込みを発生させないからです。



データの読み込み量が減ることで、ページの表示は目に見えて速くなります。
一説にはGoogle Chromeと比較して最大3倍も高速化されると言われているほどです。


この仕組みは、データ通信量の節約という嬉しい副産物ももたらしてくれます。



スマートフォンで通信量を気にしながら利用する方には、特に大きなメリットになります。
プライバシー保護機能でセキュリティも安心
Braveは、ユーザーのプライバシー保護を最優先に考えて設計されたブラウザです。
その中心となるのが、標準搭載の「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」という機能。



これは広告やトラッカーだけでなく、Cookieやフィンガープリンティングといったユーザー情報を収集する技術もブロックしてくれます。
この機能のおかげで、企業による閲覧履歴の追跡や、それに基づいた広告表示などを未然に防ぐことが可能です。
高い匿名性を保ちながらインターネットを利用できる点は、セキュリティ意識の高いユーザーからも評価されています。
使うだけで仮想通貨「BAT」が貯まる
Braveブラウザには、「Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)」という大変ユニークなシステムが備わっています。
これはユーザーがBrave独自のプライベート広告を見ることを選択すると、報酬として仮想通貨「BAT」が受け取れる仕組みです。



貯まったBATは、提携する仮想通貨取引所の口座を通じて日本円に換金できます。
また、応援したいウェブサイトやコンテンツクリエイターへのチップ(投げ銭)として送ることも可能です。



ブラウザを使うだけで手軽に仮想通貨が得られる点は、他のブラウザにはない大きな魅力だね。
知っておくべきBraveブラウザのデメリット


多くのメリットがある一方、Braveブラウザにもいくつかのデメリットがあります。
- 一部のウェブサイトで表示が崩れる
- 日本語のサポートや情報がまだ少ない
- 仮想通貨BATを換金できる取引所が限定的
- デバイスごとに利用できる機能が異なる
利用を始める前にこうした点を理解しておけば、より快適にBraveを使いこなせるはずです。
一部のウェブサイトで表示が崩れることがある
Braveの強力な広告・トラッカーブロック機能は、時としてウェブサイトの表示に影響を与えてしまうことがあります。



サイトによっては、この機能が原因で画像が表示されなかったり、レイアウトが崩れてしまったりすることもあるのです。
もしこのような問題が起きたら、アドレスバーにあるライオンのアイコンから「Brave Shields」の設定を一時的にオフにしてみてください。





これで表示が改善されることがほとんどです。
特定のサイトでのみブロックを無効にするなど、柔軟な設定も行えます。
日本語のサポートや情報がまだ少ない
Braveはアメリカの企業が開発しているため、日本語のサポート体制はまだ十分とは言えません。
公式サイトやヘルプセンターは日本語に対応しています。
しかし、より詳しい情報や問題解決の方法を探すには、英語の情報を参照する必要があるかもしれません。



世界的にユーザー数は増えているものの、Google Chromeなどと比べるとシェアはまだ高くありません。



そのため、周辺情報が少ない点をデメリットに感じる方もいるでしょう。
仮想通貨BATを換金できる取引所が限定的
Brave Rewardsで貯めた仮想通貨BATを日本円に換金するには、Braveと連携可能な日本の仮想通貨取引所の口座を用意する必要があります。



ところが、現在(2025年時点)でBrave Rewardsと直接連携できる国内の取引所は、ビットフライヤー(bitFlyer)しかありません。
つまりBATを換金したいなら、ビットフライヤーの口座を開設することが必須となるのです。



すでに他の取引所をメインで利用しているユーザーにとっては、少し手間に感じられるかもしれません。
デバイスごとに利用できる機能が異なる
Braveブラウザはパソコンやスマートフォンなど、様々なデバイスで利用可能です。
しかし、一部の機能は特定のOSでしか使えない点には注意が必要でしょう。



例えば、仮想通貨BATが貯まる「Brave Rewards」は、iOS(iPhone/iPad)版では利用できません。
AndroidやPCユーザー向けの機能となっています。



逆に、YouTube動画などをオフラインでバックグラウンド再生できる便利な「Braveプレイリスト」は、iOS版限定の機能です。
このようにデバイスによって使える機能に差があるため、自分が使いたい機能がお手持ちの環境に対応しているか、事前に確認しておくと安心です。
Braveブラウザの基本的な使い方


ここでは、初めてBraveブラウザを使う方向けに、パソコン版の基本的な使い方を4つのステップで解説します。
STEP1:インストールと初期設定
Braveのインストールは非常に簡単です。
以下の手順に沿って進めれば、誰でもすぐに使い始めることができます。
「Braveを入手」ボタンをクリックします。
お使いのOS(WindowsかMacか)は自動で判別されるので、そのままクリックしてインストーラーをダウンロードします。


ダウンロードしたファイル(Windowsなら「BraveBrowserSetup.exe」、Macなら「Brave-Browser.dmg」)をダブルクリックします。
- Windowsの場合: 自動的にインストールが開始されます。
- Macの場合: Braveのアイコンとアプリケーションフォルダが表示されます。Braveのアイコンをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップすればインストール完了です。
Braveをデフォルトのブラウザに設定する場合、「Braveをデフォルトのブラウザとして設定」をクリックします。





とりあえず、Braveを試してみたい場合はスキップで構いません。
デフォルトのブラウザ設定は後でもできます。
他のブラウザからブックマークや保存したパスワード、閲覧履歴などの大切なデータを、Braveに引き継ぐことができます。
ブラウザを選択して追加ボタンをクリックします。





こちらもスキップして構いません。
データ移行は後でもできます。
最後に「終了ボタン」をクリックすれば、インストールは完了です。


STEP2:ブックマークとパスワードの移行
これまで他のブラウザを使っていた方も、ご安心ください。
ブックマークやパスワード、閲覧履歴などの大切なデータを簡単な操作でBraveに引き継げます。
インストール時にこの設定をスキップした場合は、以下の手順で進めてください。
右上のメニューから「ブックマークとリスト」→「ブックマークと設定をインポート」を選択します。


データを引き継ぎたいブラウザを選択し、「インポートボタン」をクリックします。


インポートしたい項目にチェックし、「インポートボタン」をクリックします。


データの量によりますが、通常は数秒から数分で完了します。


STEP3:広告ブロック機能「Shields」の設定
Brave Shieldsの状況は、アドレスバー右側のライオンアイコンでいつでも確認・設定できます。


アイコンをクリックするとポップアップが開き、ブロックした広告やトラッカー数が表示。





Braveが裏でどれだけプライバシーを守っているかが一目で分かるね。
このポップアップ上部のスイッチで、Shields全体のオン・オフも切り替え可能です。


さらに「高度なコントロール」からは、ブロックする要素を個別に許可・ブロックする高度な設定も行えます。


通常は初期設定のままで十分強力ですが、必要に応じてカスタマイズできると覚えておきましょう。
STEP4:検索エンジンの変更
Braveをインストールした直後、検索エンジンは「Brave Search」が標準です。
これもプライバシー重視の優れた検索エンジンですが、もちろん変更も可能。



長年使い慣れたGoogleやYahoo!などを使いたい場合は、以下の手順で進めてください。
右上のメニューから「設定」を選択します。


設定画面の左側メニューから「検索エンジン」をクリックします。


「標準ウィンドウ」、「プライベートウィンドウ」の変更ボタンをクリックします。



Braveのプライベートウィンドウは、Google Chromeでいう「シークレットモード」のことだと覚えておくと分かりやすいよ。


表示されたリストから、普段使いたい検索エンジンを選択し、「デフォルトに設定」ボタンをクリックします。


スマホ版Braveアプリの基本的な使い方
Braveブラウザは、もちろんスマートフォンでも利用可能です。



広告ブロックや高速ブラウジングといったパソコン版のメリットは、スマホでもそのまま体験できます。
iPhone、Android版Braveのインストール方法や使い方については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。




Braveをさらに使いこなす!便利な機能


Braveには、基本的なブラウジング機能以外にも、ユニークで便利な機能が搭載されています。
ここでは、代表的な2つの機能を紹介します。
Brave Rewards:仮想通貨BATを貯める・稼ぐ方法
Brave Rewardsは、プライバシーを尊重した広告を閲覧することで、報酬として仮想通貨BATを獲得できる画期的なシステムです。



この仕組みを利用し始めるのは非常に簡単。
以下の手順で進めてね。
TOP画面の「リワード」より「Rewards設定」をクリックします。


「Rewardsの使用を開始」ボタンをクリックします。


地域を選択します。


「完了」ボタンをクリックします。


有効化すると、あなたの興味に合いそうなBraveプライベート広告が通知で届きます。
この通知広告を見ることで、報酬として仮想通貨BATが少しずつ貯まっていきます。
ただし、Brave RewardsでBATを獲得するには「bitFlyer(ビットフライヤー)」の口座と連携させる必要があります。



仮想通貨BATの受け取りができる口座はbitFlyerだけです。
他の取引所口座ではBATの受け取りはできないので注意してね。
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座と連携させる手順は以下になります。
まだ口座を持っていない場合は、まずbitFlyerの公式サイトから口座開設を済ませておきましょう。
口座開設の手順については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。


Rewards画面より「アカウントの接続」ボタンをクリックします。


「ログインまたはサインアップ」をクリックします。


メールアドレス、パスワードを入力してbitFlyerにログインします。


SMSやAuthenticatorで確認コードを取得し、追加の認証を行います。



bitFlyerの口座開設時にSMS送信か、認証アプリでの2段階承認の設定が必須になっています。


「許可する」ボタンをクリックします。


認証が完了すると、以降に獲得したBATは毎月決まった日にbitFlyer口座へ自動で振り込まれます。
bitFlyerの口座に入金されたBATは、いつでも日本円に交換したり、他の仮想通貨に両替したりできます。
Brave プレイリスト:動画をオフラインで再生 (iOS版)
Braveブラウザの「プレイリスト」は、ウェブ上の動画や音楽を保存し、自分だけの再生リストを作れる画期的な機能です。
お気に入りのコンテンツを一つの場所に集約できるため、いつでも手軽に楽しめます。



特に、広告が表示されない点や、オフライン環境で再生できる点が大きな魅力だね。



他のアプリを使いながらバックグラウンドで再生することも可能で、多くのユーザーにとって非常に便利なツールと言えるでしょう。
Braveのプレイリストについては、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。


よくある質問(Q&A)
まとめ
- 一部のサイトで表示崩れが起こることがある
- 日本語でのサポートや情報がまだ少なめ
- 仮想通貨BATの換金にはbitFlyer口座が必要
- デバイスによって使える機能に違いがある
Braveブラウザにはいくつかのデメリットがありますが、それを上回るほどの大きなメリットがあるのも事実です。
広告をブロックして快適にネットを楽しめるだけでなく、仮想通貨BATが貯まるなど、他のブラウザにはない機能も満載。
多少の制限や注意点はありますが、総合的に見て非常に優秀なブラウザと言えるでしょう。
ぜひ一度インストールして、Braveの快適さを体感してみてくださいね!



Braveの公式サイトからダウンロードできます。

